「キャンプ道具を揃える上で、コットはあった方がいいの?」
こう疑問に思っていませんか?
特別に理由がない限り、
ファミリーキャンプにコットは要りません。
この記事では、コットを2台所有している立場から、
ファミリーキャンプにコットは必要かどうかを解説していきます。
また同時にコットが必要になる状況も合わせてお伝えします。
どうして必要ないのか?
コットが必要ない理由は大きく分けて3つ
1、大きくて邪魔になる
2、そもそも使う時間がない
3、代用がきく
もっと詳しく解説していきますね。
1、大きくて邪魔になる
上の写真は270cm×270cmのドームテントにコットを2台入れてみた時のものです。
本来、270cmのテントは、家族4人であれば丁度いい感じで寝れるサイズです。
でも見て分かるように、コットを入れることによって4人は難しくなるのが分かります。
コットは床に直接寝るより寝心地はよくなりますが、
サイズが大きいのでテントに入れるとかなり邪魔になります。
2、コットでのんびりする時間がない
コットに横になって、コーヒー飲みながらのんびり読書。
そんな優雅なキャンプを想像するかもしれません。
でも実際子供を連れてキャンプすると、
バタバタしてゆっくりする時間はとれない可能性は高いです(大人だけの場合は大丈夫)
特に1泊2日のキャンプなら尚更。
例えば朝10時にチェックINしたとして、テントなどの設営が終わると12時。
休む間もなくお昼ごはんの準備です。
食事が終わると、片付けして少し子供と遊べばもう夕飯の準備。
お風呂、夕飯などですぐに夜。
大人が自由になるのは子供が寝た後。
ここで初めてコットが登場。
でも大人も疲れているので子供と一緒に就寝。
翌日は朝ごはん食べたらもう撤収です。
のんびりできるイメージがあるキャンプでも、
実際は忙しくコットでくつろぐ時間はほとんど取れない可能性が高いです。
3、代用ができる
コットはベッドとして使う以外にも荷物の仮置き場として使うこともできます。
キャンプ場に到着するとまずは車から荷物を降ろしていきますが、
この時の荷物を仮置きとしてコットを使うこともできます。
撤収の際も一度コットに置いておいて、
そこから車に積み込んでいくこともよくあります。
このように荷物の仮置き場としてコットがあると便利です。
ですが、わざわざコットを使わなくてもレジャーシートを広げれば済むことです。
広さもレジャーシートの方が広いですしね。
このように、荷物の仮置き場はコットでなくてもレジャーシートで作ることができますし、
むしろレジャーシートの方が適していると言えます。
コットがあった方がいい場合とは?
コットが必要ない理由を解説してきましたが、
場合によってはコットは活躍してくれることもあります。
それを説明していきますね。
腰が悪い人
もしパパかママが腰の調子が良くない…
このような家庭はコットはあった方がいいかもしれません。
腰が悪い人の場合、テントにマットを敷いて寝ると、
翌日は腰が痛くて動けないという人もいますし、
夜中に傷みで目が覚めるという人もいます。
こういった場合は、コットで寝るのがいいと思います。
床にマットを敷いて横になるよりはコットの方が体への負担は少なくなるはずです。
2泊以上のキャンプ
先に解説しましたが、キャンプにいくと時間が経つのがとても早く感じます。
子供と一緒なら尚更早くなります。
旅館に泊まるのと違い、テントなどのアイテムの設営、料理、撤収などを自分たちでするので、
1泊のキャンプだとあっと言う間に時間がたってしまいます。
でも1泊ではなく2泊以上のキャンプになると、
なか日は設営も撤収もなく、自由時間が多くとれるのでそこではのんびりできます。
そんな時にコットがあれば、
思い立った時にいつでもゴロンと寝転がることができて有意義に使うことができます。
まとめ
ここまではコットの必要性について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
基本的にはコットの重要度は低いです。
イスが10だとするならコットは『2』くらい。
それだけ重要度はイスに比べると低いという位置づけです。
でもコットは、「欲しい!」と思わせる何かを持っています。
ウチは2台持ってますが、やはり買った動機は必要性とかではなく
欲しい!と思ったから。
ビールを飲んでほろ酔いでコットで昼寝する場面をイメージして買ったものです(笑)
子供ができる前はよく使ってましたが、
子供が生まれてファミリーキャンプになると使う頻度はほとんどなくなりました。
それでもコットが欲しいという場合は、次の注意点を参考にしてみて下さい。
スタンダードのコットを選ぶこと
コットにはスタンダートとローとの2種類の高さのものがありますが、
もし買うならスタンダードのコットをおすすめします。
ロースタイルのコットは高さが20cmくらい(大人のスネの高さ)
これだと寝転がるのも、荷物を置くにも中途半端な高さになります。
(出典:DOD)
一方、スタンダードのコットは高さが40cmくらいで大人の膝下くらいの高さになります。
これだと寝転がるにも、荷物を置くにも丁度いい高さになるので、
もし購入するなら、スタンダードをおすすめします。
最近のキャンプの流行りは全体的にロースタイルで、
コットだけでなく、イスもテーブルも高さの低いものが多く販売されてますが、
子供がいる家庭なら立ったり座ったりの繰り返しが多いので、
ロースタイルではなくスタンダードが適していると考えてます。
イス(ベンチ)として使うかどうか?
高さ40cmくらいのスタンダードのコットは、設営方法によって3種類あって、
収束タイプと、折りたたみタイプ、組み立てタイプがあります。
収束タイプは人が座れるベンチとしても使えるように、
フレームの本数が多く地面の方向への力にも耐えれるように丈夫にできています。
ただ、その分重く、収納時のサイズも折り畳みに比べると大きくなります。
一方、折りたたむタイプは、
寝転がることを前提に作ってあり、ベンチとして使うのはあまりおすすめできません。
フレームの本数が少なく、地面方向へのフレームはゼロです。
だからベンチとして使うとフレームが歪んで最終的には壊れます(経験済み)
でも寝転がる分には全然問題ありませんし、
折り畳みの方が断然軽く、そして収納時もコンパクトになります。
組み立て式のコットは3つの中では新しいタイプで、
近年のキャンプ人気とともに普及してきたコットです。
このタイプのコットは流行りに合わせているだけあって、
スタンダードとローの両方に対応していることが多いです。
(出典:WAQ)
多くの場合、垂直方向への力も耐えれるように設計されていて、
かなり軽く、最終的にはコンパクトに収納できるのも特徴です。
トータルすると組み立て式がベストだと思いますが、
他のタイプに比べて価格が高くなります。
ざっくり平均価格を出してみると、組み立て式12000円、収束タイプ8000円、折り畳みタイプ7000円。
是非参考にしてみて下さい!
コメントを残す