キャンプでキッチンテーブルは必要? 答えは「NO」その理由を解説(画像あり)

キャンプ道具を揃える上で、キッチンテーブルって必要なの?

こう疑問に思っていませんか?
結論から言うと、「必要ではない」と考えます。

もっと言うなら、

「キッチンテーブルを買うのではなく、普通のテーブルを追加した方がいい」
そう考えてます。

この記事では、どうしてキッチンテーブルが必要ないと考えるのか?
実際にキッチンテーブルを持っている立場から、これを解説していきます。

買おうか買うまいか迷っている人、そして予算の関係でできれば節約したいけど、
買わない決断ができないでいる人は、是非読み進めてみて下さい。

何かしらの判断材料になると思います。

(ウチにあるのは、コールマンのキッチンテーブルで、
2009年に購入したものです)

理由その1 調理面が狭い

普段の生活で料理をすると思いますが、
料理をする上ですべての人に共通している意見(希望)は
「キッチンは広い方がいい」ではないでしょうか?

コレはキャンプに行っても同じことが言えます。
でも、販売されてるキッチンテーブルの調理台ってどれも広くないです。
広いもので80cm×55cm(コールマン製、ウチにあるやつと一緒)

まな板と包丁を置いて写真を撮ってみましたが、やっぱり狭いです(^^;
この上で調理をするのはできなくはないですが、やりにくいです。

一方、普通のテーブルであればサイズも色々出ていて選べますし、
広いもので240cm×80cmのサイズまであります。

この点からも、キッチンテーブルを買うのではなく、
普通のテーブルを増やした方がいいと考えます。

理由その2 機能的に見えるだけで、そうでもない

キッチンテーブルは、調理をするだけでなく、
その他にもいくつか機能が備わっています。

例えば、ランタンポール、ガス台スペース、フックスタンド、小物おき

調理台としては狭くても、これらの機能がついているなら、
キッチンテーブルはあった方がいいのでは?
そう考えるかもしれませんが、でもこれらの機能を実際つかってみると、正直使い勝手はよくないです。

機能1 ランタンポール

ランタンを吊るして、調理する時に手元が見えるようにできるアイテムです。
でもキャンプでは明るい内に準備を進めてしまうので、
手元が見えない時間帯に調理することはほとんどありません。

それもあり、キッチンテーブルを使いだして10年以上たちますが、
付属のランタンポールに明かりを吊るしたことは2~3回くらいです

機能2 コンロ台

多くのキッチンテーブルは調理台の隣に、
一段低くなってコンロを置く場所がついてます。
そしてコンロを置くと、調理台との高さが同じになる仕組みになっています。

これはこれでいいと思いますが、
同一メーカーの専用のコンロがピッタリおさまるように作られているので、
他のコンロを置くとサイズ的に合わない可能性が出てきます。
更に言うと、コンロ以外のものはかなり置きづらくなります。

例えばウチの場合、最近は家庭用のカセットコンロを持っていくことが多いのですが、
これをキッチンテーブルに置くとなると、
一枚板を敷いてからその上にカセットコンロを置かないといけません。
そしてテーブルに合う器具ではないのでどうしても段差ができてしまいます。

「それ用」に作られているので、他の使い方や器具を乗せづらいんです。
それなら、普通のテーブルにして、そこに器具をおいてしまった方がいいと思います。こうした場合も機能的にはほとんど変わりません。

ただ下記のように、ガスカートリッジを下から装着するタイプのコンロは、
普通のテーブルに置くと高さ的に使いにくくなってしまうので、
コンロ台があった方がいいです。

出典:スノーピーク

あと、キッチンテーブルは調理しやすいように、
普通のテーブルに比べて高さが少し高く設計されています。

確かにこれはこれでいいと思うのですが、
でも日常的にそれを使うなら高さは重要ですが、
1泊、2泊のキャンプでは高さはそこまで重要ではないと考えてます。

機能3 小物ネット

正直これは便利です。
キッチンテーブルの中でも最も便利で使う頻度が高い機能です。
特に、ラップやホイル、着火マンなどの小物をおく時にとても重宝します。

これは普通のテーブルにはない機能なので、なかなか捨てがたいのですが、
他に置く場所を作ればいいことなので、代用はいくらでもできます。

あと、最近のキッチンテーブルはネットの下に、
更に鍋などの重いものでも置ける棚がついていることもあります。
これは便利な機能だと思います。

機能4 調理器具をかけるフック

これは飾り程度にあるもので、実際は使い勝手がよくないです。

例えば、お玉をフックにぶら下げたとします。
まずぶら下げる時点で、フックが動いて片手ではぶら下げるこのが難しいです。
もう片手でフックを動かないように押さえてからぶら下げることになります。

フックから取るときもそう。
後ろ側に何もないのでブラブラしてしまい、
これまた片手で押さえておいてから取ることになります。

調理器具がキレイにぶら下がって並んでいるとこを想像するといい感じなのですが、
実際に使うとなった場合、それほど使い勝手がいいものとは思いませんでした。

理由その3 転用ができない

転用ができないというのは、「他に使い道がない」ということです。

どういうことかと言うと、
普通のテーブルだと大抵は脚の長さを調整できるようになってます。
これだと、標準スタイルとロースタイルの両方に対応できます。

食卓になるのはもちろんのこと、子供がお絵かきすることもできます。
それに、そこにまな板やコンロを置いてキッチンにしたっていいわけです。
また、日帰りBBQや、公園ピクニックにも使うことができます。
このように、様々な場面で柔軟な使い方ができるのがスタンダードのテーブルです。

でも、キッチンテーブルは、高さ調整ができるタイプのものは
見たことありませんし、ガス台を置くことを前提に設計されているので、
段違いになっていて、ノーマルテーブルとしては使い勝手がよくないです。

このように、キッチンテーブルは「それ用」に作られているので、
キッチンとしてしか使うことが難しいんです。

理由その4 価格が高い

最後の理由ですが、キッチンテーブルはスタンダードなテーブルに比べると
価格が高い傾向にあります(そもそも用途が違うので比べるのに無理があるかも…)

Amazonでざっと見てみると4900円~17000円くらいで、
中心は8000円前後です。

一方、スタンダードなテーブルは様々なメーカーが取り扱っていて、
メーカーにこだわらないのであれば安価に済ませることができます。
180cm×60cmが4500円くらい。

キッチンテーブル1台で、普通のテーブルが2台買えるくらいの差があります。
それなら、費用対効果を考えてスタンダードのテーブルがいいのでは?と思います。

まとめ~キッチンは必ず必要

いかがでしたか?

ここまでキッチンテーブルを否定するようなことを書きましたが、
間違えて欲しくないのは、

キッチンテーブルは要らないけど、
キッチンスペースは絶対に必要

という点です。
決して、『キッチンスペース』が要らないと言っているわけではないんです。

料理をするキッチンスペースはキャンプの要になる場所でもありますし、
広ければ広い程いいですし、便利であるに越したことはありません。

だからこそ、それほど広くなく、使い勝手がいいとは言えないキッチンテーブルを1台買うなら、
ノーマルのテーブルを2台買ってキッチンとして使う方が
断然広く使えますし、他にも転用できて便利ということがお伝えしたかったことです。

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